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石材の選び方

お墓を建てるとき、その材料のほとんどは花崗岩と安山岩が使われます。ここでは、それら材料となる石のなりたちと材料を選ぶときのポイントを紹介します。

花崗岩と安山岩

岩石はその生い立ちによりいろいろな種類に分類することができます。その中で花崗岩は、火成岩の中の深成岩に属します。 花崗岩は火山が爆発したときのマグマの残りが地下の深いところで ゆっくり冷えて固まってできた岩石です。この岩石が形成されたのは中世代(約2億年前~6千年前)から白亜紀とされています。
花崗岩はまた 「御影石」とも呼ばれます。それは、兵庫県神戸市東灘区御影地区で産出された花崗岩を「御影石」と呼ぶようになったためです。花崗岩の主な成分は、石英・長石・斜長石です。この中に雲母・角閃石などの鉱物を含んでいます。
安山岩も花崗岩と同じ火成岩の一種です。安山岩は花崗岩とちがいマグマ が地表近くや地表に噴出してから冷えて固まってできています。 安山岩の構成成分は中性斜長石・輝石・角閃石です。急速に冷えて固まったため細かい粒子からなり、灰色をしています。

丁場と呼ばれる採石場の風景

採石の様子

石材の選び方

墓石選びの基本は耐久性です。硬度が高く水を吸いにくい石がよいとされます。 石の模様は、傷やムラがなく均一の模様の石がよいとされます。また、石の模様を目といい、細かいほど価値が高いといされています。 産地としては国内産と外国産があります。国内産は古くからの実績があり長年使用してきたものですからその品質には信頼があります。また、庵治石のような採石した石の一部しか墓石にならずそのような意味で国内産には希少価値があります。外国産は様々な色があり、そのバリエーションに富んでいます。

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